いのちの日の辺り

IMG_8739_R いのちの日(命日)を迎える自分に

もう一人の自分が話しかけていた。

「あの日より寒さが柔らかいね」

年末の町の喧騒辺りから毎年のように

思い起こされる記憶のにおい

 

幾重にも紡がれた時間の記憶

五感を通じて蘇る風景

 

あの頃はひとり謝っていた

どうにもできないいのちの流れに

ごめんねと。

 

今年のいのちの日の辺り

あの日から紡がれた糸は

ふと気づくと私の手元で

一枚の布となり

私のこれからの指針となって

温かく包み込んでくれています。

 

まだ少し紡ぐ作業を続けてゆきます。

 

空からみててね。

 

 

 

 

 

 

 

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