援助職のケアを考える

貴方はお休みの日をどの様に過ごされていますか。

例えば身体のメンテナンスをされる方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。

日常から自身の身体に意識を向け毎日その日その日にリセットをイメージする。

身体を整えることで気持ちも前向きになり新しい明日への整いがすすむ。

しかしながら自分のケアではどうにもならない空回りを覚えることがありませんか。

私は定期的に身体のメンテナンスのために休みの日を使って専門家のところへ通っています。

身体の使い方の癖や手入れの怠りなど新しい気づきをもらえるからです。

専門家へ症状を聞いてもらい施術をしていただきます。そして日々のケアのポイントを教えていただくのです。

先日施術の際 先生が私の履いています靴に関心を持たれました。少し靴の話をしていますと靴の機能性から海や川の話題へと話が広がります。

先生は「川へはよく行かれるのですか」と尋ねてくださいました。

私は「いいえ」と答えました。

川が好きなのに長い間 川べりに座ったり水遊びをしていない自分に気づきました。

そして「川へ連れて行ってもらいたい」と私は言ったのです。

先生に誤解を招いてはいけないと慌てて「連れて行ったり世話をしたりではなく自分も遊びたいです。」と付け加えるように言いました。

先生は「そうですよね」とだけ返事を下さいました。

たったこれだけのやりとり。

身体のメンテナンスで思いがけず本音を言葉にできて

それはとても気持ちの良い感覚を覚えました。

この日は身体のケアとこころのケアもできたと思います。

思いを自然に言葉に出来た時ひとは癒されるということを思い返し

自身の仕事への気づきとさせていただきました。

今週はもうひとつ

季節の変わり目を駅までの道に咲くユキヤナギが教えてくれました。

香りと共に春の訪れを告げてくれます。

仕事へ出かける私を優しく見送ってくれます。

そして帰宅する私をお帰りと迎えてくれます。

この春の訪れの香りはたいせつなセルフケアですね。

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