higuchi@cocorodelabo.com メール受信の不具合
解決いたしました ご迷惑おかけしました
追って確認の返信させていただいています
復旧作業に取り組ませてもらうかたわら・・・
年末から一冊読み上げた本がありますのでご紹介
高橋規子 小森康永 金剛出版
2011年11月、食道がんでこの世を去った気鋭の心理臨床家
高橋規子と精神腫瘍医・小森康永のメール往復書簡を中心にまとめられたこの本は、刻々と進行するがんと「終末期」の時間を縦糸に、当事者が語ることの可能性を横糸に織り上げられたひとつのナラティブ実践である 本書に収められた遺稿
「友人Dの研究」に結実するセラピスト・高橋規子の支援から協同へのラジカルな転換は、自らの「終末期」の構築を通してその先へと読者を誘う 「言葉の力」への信頼が駆動するナラティブというプロジェクトにおいて、死にゆく人に/死にゆく人はなにができるのか 本書はその試みである <以上本書カバー裏面記載より抜粋>
本書に[原家族]という表現がでてきます
その人が生まれ育った家族、子供時代の家族 自分のつくった家族からみた家族
そういうものを客観的にとらえるこの感覚が
臨床家なら馴染みはあるのですが
著者:高橋規子の個としての家族と自分の捉えかたの表現に
私自身共感できたことで力をいただくことができました
[原家族]と自分をいかに切り離し客観できるかが
臨床においてとても重要であることは
いまさら言うまでもないのですが
本書が今この時期に完読できましたことは
これから新しく始めます面接への
儀式でもある
あたらしい靴下に履き替える行為(心情)ともなりました
出会うべくして出会うということ
私にとりましてのたいせつな一冊のなかの一冊
しっくりとくる自分というものにあらためて出会えた
私はこれほどに 長年、探究してきたことと合い重なる感覚をもった
本との出会いに鼓舞いたしました
これからも準備してゆきます
これからもどうぞよろしくおねがいいたします
こころdeらぼ