生と死は繋がっている~
グリーフケア(悲嘆・回復のプロセス)こころdeらぼです。
今日はいま、大学の講義で学んでいる
「死生学」についてお話します。
『死を意識する者の生』という観点からから人の文化をみるとき、そこに死生学が生まれます。
定義としまして死にまつわる現象に照準し、その考察や解明を通して生を捉えなおす学問であり、実践的、学際的、実存的な特徴をもつ。
個人の死生観と宗教はとても関係性がありますね。
キリスト教は仏教と違って輪廻転生を認めない。歴史には初め(創造)と終わり(再臨と審判)が明確に存在し、ということは人生はいちどきりであるという教え
命は神によって与えられるもの
仏教においては命あるものは死後も何らかの別の存在に生まれ変わり、際限なく転生を繰り返すと考えられこのような輪廻に囚われている限り束縛された不自由な存在と表現し、そのような輪廻転生の世界から脱け出して(解脱)2度と生まれ変わることのない安らかな境地(涅槃)に到達することを究極の目標とした。そのために諸行無常・諸法無我をとき心理を覚知して悟りをひらくことの重要性を説くところに大きな特徴がある。(放送大学 死生学入門より)
よって仏教は人が死ねばその存在もなくなる 火が消えれば火の存在もなくなるのと同様であると。
個人が自分の死生観を持つにあたって いま学んでいる「死生学」は入口ではありますが
学びすすんで自分の死生観を構築してゆきたいと思います。