こんにちは グリーフケアカウンセラーのひぐち愛峰です。
『グリーフケアって何ですか?』
これは私自身への問いかけでもある。ひょっとしたら私の一生この問いで終えるかも。
これもまた豊かな人生かもしれない。
そんな私の旅の途中で、いますこし寄り道をしている。
仏教を教えてくださる先生のところへ通いだしています。
この日は心理学と仏教 無常を教えてもらう。
勉強会の終わりに先生に質問をした。
たいせつなひととわかれてどうしようもなく辛い気持ち
悲しくて辛い思いをどうしても受け入れられない
これからの不安な思い
このような思いとどう向き合えばいいのでしょうか?
すると先生は「実はお釈迦さまも同じことを問われたのですよ。」と
法話をお話しくださった。
~あるとき伴侶を亡くし子どもと遺された女性が悩み苦しみ
これからどう生きていけばいいのか教えてくださいとお釈迦様に問いました。
お釈迦さまは答えます。
「芥子の実を手に入れるのです。」
芥子の実は麻薬。この悲しみを紛らわせるため?
「それにはひとつ条件があります。」と
あなたと同じような悩み、苦しみのない家の芥子の実を分けてもらうこと。
女性は自分のような苦しい思いをしている家はそうないだろうから
芥子の実はすぐに手に入ると思い、村中の家を訪ね歩いた。
しかし訪ね話すがどの家もどの家も・・・~というお話。
ここから先はみなさまの想像におまかせするとして。
私はこころのなかで思った。
今ならわかるんだよなぁ。
あの時は周りなんてみれなかった。
生きることすらわからなくなってるんだよ。
同時にこうも思った。
もしこんなお話知っていたり教えてもらう機会があれば
そうたいせつなわかれを知るまえに・・
私の知ってるわたしよりすこしはこころを軽くして
自分と向きあえたんじゃぁないだろうかと。
明確になったことがある。
半歩でいい。
始めてみる。
いつからでも大丈夫。
『グリーフ』から希望がみえる。
その過程が『グリーフケア』
グリーフケアカウンセリングはその半歩をお手伝いします。
そして【グリーフケアde勉強会】の意義。
ひとりで抱え込まないで
『グリーフケア』はあなたのすぐそばにあるのです。
そして見上げた冬の青空