会場となる京都文教大学へは昨年9月のスピリチュアルケア学会
以来となりました。やはり風は肌寒さを感じる京都宇治でした。
大会会長は山中康裕先生ということも学会参加への期待となりました。
特別講演 元京都大学総長・京都造形芸術大学学長 尾池和夫先生のお話は
「100年後の未来になにが残っているのか」を考える私の最近のテーマへの理解が深まるワクワクとしたどんどん吸い込まれてゆくような感覚を覚える楽しい講演でした。
日本列島の自然について 文芸の世界から歳時記に収録された季語が日本文化であり財産であると話されました。
芸術作品を生み出す人へのメッセージとして自然の中での人類の生い立ちを科学の知識から学び、人類の特性を理解したうえで 天地人としての世界観をたいせつにして
自然を超えた作品づくりをしてくださいとおっしゃいます。
常に人類との関連で太陽 地球 月のことを考えてみるようにともお話されました。
こころdeらぼの「アロマdeセルフケア」は毎月新月と満月に開催しています。
これからも月への感謝を忘れずにしようと思いました。
日本列島の活断層から学会開催の地 京都盆地の活断層盆地を紹介され
豊富な地下水から茶の湯が生まれ 湯葉や豆腐 酒が造られるというそれらをまとめて「変動帯の文化」と名づけられました。
文化から紐解く日本列島の特性。そこで生きる私たち。
人類が蓄積してきた自然科学の知識を理解し活用することはどういうことなのかも問われました。近未来の激動の自然現象を予測する基本的な情報も伝えていただき天地人としての意識を持った生き方 死に方を考えることのできた素晴らしい講演でした。
講演の後 山中先生との特別対談は山中先生の公開セッションのような雰囲気で
山中先生からのインタヴューに応える尾池先生のお話は講義からは伝わらない
先生のお人柄が伺えたとても楽しい対談であったとここに記しておこうと思います。
※来月11月開催予定【アロマdeセルフケア】新月
11月8日(木) 16時スタート(満席となりました)
月への感謝をわすれずに
こころdeらぼ