現 武庫川女子大学 本多 修先生
本多先生は情緒障害児短期治療施設に心理相談員として長年勤務されていました。児童養護施設とは違う機能を持つ施設です。子供を養育する意思はあるが、諸事情で困難をきたしているという理由で平日につき児童を預かる施設。ここでの事例と河合隼雄先生のスーパーヴィジョンのお話はとても勉強になりました。
ここであらためて個人心理療法と家族療法の違いについて
①個人の心理・内面の変化を目指す個人心理療法、治療者(カウンセラーやセラピスト)と個と個の関係を重視する。これは相互に影響を与える対人関係の基本といえます。
②家族療法では、カウンセラーは個人の変化は目指さないで、家族を一つのシステムとみてそのあり方に注目し、それが変わることを目指す。個人のブラックボックスは開けないということ。しかし夫婦の場合は扱うことで大きく動くことがある。
③補足:グリーフケアカウンセリングは個人心理療法ですが、クライアントとカウンセラーによる対話によって新しい人生物語を創造してゆく作業
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そして合同家族画ロールプレイを行いました。
私は今回はセラピスト役でもなく、オブザーバーでもなく、4人家族の父親役でした。
何も話さず、画用紙に絵をかいてゆく。促すセラピスト。
なかなかいろんなことが起きたロープレでした。
参加のみなさん、おつかれさまでした。ね。
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