~私はすべて処分した
こんな厳しい 冷たい めぐることのない表現
すべて捨てたのだ
あなたはすべて捨てるということをした人間のこと理解できますか~
極限の選択をして あのときすすんだ道 いまでも 正解だったのか
わからない ただ言えるのはもっと方法を考えるちからがほしかった
後悔じゃない
そんないま わたしはわたしのまわりにあるものを今一度確かめるように
さわりなおしているところ
その作業をしながら 自分の人生を未来に向けて再構築して歩き出す
彼がいなくなり 絶望の淵で睡眠もとることができず こころは真っ暗なのに
このこころの世界に入り込んでうずくまっていればいいのに
精神は高ぶりじっとしていられない焦燥感
自分でどうすることもできない コントロール不能
そんなわたしに友人がCDを贈ってくれた
「みーこにつくってん」
「聞いてみるわ」 気のない返事
ありがとうもいってなかったと思う
夜 眠れず お酒をのみすすめ 誰かに電話したいけれど
いつもいつもじゃ嫌われるのも怖い
そんな夜中このCDをきいてみた
あまりにもむき出しのまっかな傷口のようなわたしのこころは
この曲たちを拒否した 正確には一曲目でわたしは叫んでしまっていた
あのとき感じたこと
あの感覚 あえて思い出す必要ないけれど
いま7年以上のときが過ぎ
自身の再構築・新しいステージへむけ確実に動き出した手ごたえのもと
聞いてみたくなりました
あの渦中でみえなかったこと
悲しみに囚われててみえなかったこと
今 どんどんみえてくる
あれもこれもそれも全部
私の血となり肉となり
いま生きてるなぁと思います
友人がわたしへと贈ってくれた曲
つぎは歌ってみたくなりました
自分で手にした思いです
とても大切な思いです