ブログのはじめに
京仏師 宇野孝光先生のご冥福をこころよりお祈りいたします
先日かねてよりこころ待ちにしておりました
奈良東大寺・興福寺そして斑鳩 法隆寺・中宮寺へ寄せていただきました 当日は座禅会でお世話になっています大阪四天王寺にあります天正寺のみなさまとご一緒させていただきました
秋晴れのとても佳い天気のなか
宇野孝光先生もご一緒していだだいていますような感覚に包まれながら
一体一体の仏像をゆっくりと眺めてきました その仏像を納める建築のお話
当日は建築の谷川承信先生から詳しく聞かせていただきながらというとても貴重な経験もさせていただきました
世界最古の木造建築にあらためて感慨深く日本の歴史もタイムスリップするようななぜかこころ落ち着く時間でした
~私の夫は47歳で他界いたしました
志半ばの惜しまれた人生です
思えば落語が好きでだんじりが好きなひとでした
地元のだんじりの改修に関わります際には彫のことをとても熱心に調べていたのを思い出します 天正寺のお仲間の方には宇野先生ご指導の「彫れるん会」への参加もお誘いいただいていました 「彫ってるとあっという間に時間が過ぎてもっともっと彫りたいって思えますよ 物凄く癒されるよ」って・・私の仕事においてもたしかに彫の作業はセラピーに繋がります セルフケアにも良いのではないか また歴史あるものが私自身好きでありこころ落ち着くなかにわくわくと好奇心を湧かせるなにかがありますのも不思議な感覚でした
この日はそんな想いも抱きながら参加へと導かれたように思われました~
突然の訃報に正直こころ揺さぶられての参加でした
宇野先生は人が大好き、仲間を大事にされますかたと
佐々木奘堂天正寺ご住職にお伝えいただきました
この日ご住職にお経をあげていただきました
ほんとうにありがとうございます
こころよりありがとうございます
私は当事者として当時、夫の死に悲しみ苦しみこころの痛みを覚えましたが
あの頃 私のまわりにいてくれた仲間の思いのようなものも一緒に感じることもできました 一番つらく悲しいのは自分だと思い込み囚われていた自分
その私を支え関わってくれた人たち ときに傷つけあいながらも・・
そのような回顧に身をおきながら
ひとりのひとの死に関わること
そしてその死からたくさんの気づき
遺された者のなんたらを思い
明日へ繋げるなにかを模索しながら
感謝の思いとみなさまとの繋がりとともに
今日という日を終えたいとおもいます
宇野孝光先生 お会いすること かないませんでした
ですが私のこころには感謝の思いでいっぱいです
ありがとうございました