第3回【グリーフケアde勉強会】グリーフから始まる物語
2015年12月22日 in こころdeらぼ
ご参加いただきましたみなさま ほんとうにありがとうございました
今回のテーマ 『記念日反応をどうやり過ごすか』
この季節 大切なひとと過ごす日が続きますね
恋人と過ごすクリスマス
この日来るのがあたりまえのように・・・
毎年過ごしてきた 大晦日 お正月 家族と過ごす思い出深い日々
そして ゴールデンウィークや夏休み
思い出たくさんの日々
亡くしたひとの誕生日 命日 結婚記念日など
失った人との思い出がたくさん詰まった特別な日
喪失体験後
これらの日が近づくと気持ちが不安定になることがあります
気持ちがふさぐ
身体症状がでる
抑うつ状態になられるかたもあります
これらを『記念日反応』といいます
現代の日本においては社会環境の変化にともない
いろいろな価値観を尊重します流れのようなものは感じ取れます
しかし
まだまだ慣習や言い伝えの押し付けに影響を受けている事実もあるのではないでしょうか
クリスマスや大晦日、お正月など
世の中はイルミネーションで華やぎをまし
自分の周りは昨年と変わりなくこれらの記念日を迎えようと準備しています
自分は・・・
今年はどうしよう・・・
こころ躍らせている仲間や同僚、ママ友との違和感を感じます
そばにいたはずのひとがいない
それだけでもつらいのに
そんななか
「かつての私」まで失ってしまったように考えてしまいます
そこでこころdeらぼから たいせつなメッセージ
〇『記念日反応』が起こるということを知っておくこと
〇特別な日のために、自分のための儀式や活動を考え、準備をしてみましょう
〇信頼できます人、近しい家族とゆったりと過ごす
〇気の乗らない誘いは断ってみる
〇そしてなにより
悲しいという感情をそのまま感じる
『記念日反応』は喪失を経験したほとんどのひとに起こります
あなたらしい向き合いかたがみつかれば
そこからが・・・あなたの物語の始まりです
もし あなたのちかくに
たいせつなひとやものを失った人がおられましたら
きょうのこのはなしを思い出していただき
そのかたがそのかたの人生を生きること
そのちからを持っているということ
信じてあげてくださいね
参加者のかたからの声
前半は当事者としてのひぐち愛峰の<記念日反応>をお伝えしながら
<記念日反応>について理解を深めていただきました
・・・・話しずらそうでしたね という感想をいただきました
表現する 伝えることの難しさを痛感しています
後半はテーマに添ったエンカウンターグループ
参加者のかたは今回も年齢層さまざま
生きることを真摯にとらえ ご自分との向き合いを
丁寧にされておられるなぁと思いました
そんなかたたちのグループ エンカウンター
深まるのは当然ですね
そして参加されましたかた 私も含めまして
あたらしい今日を味わいながら過ごしておられるのではないかと
思っています
ありがとうございました
次回は2月22日を予定しております