他者がわかるものではない。
この前提のもと お話に耳を傾ける。
自分の五感の全てでそのひとを感じる。
なにもできない無力さを全身で受けとめている。
私は聴く
問いかけた魂の叫び
最後のひと滴までここにいます。
ひとりで抱えこまないで
こころdeらぼ
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他者がわかるものではない。
この前提のもと お話に耳を傾ける。
自分の五感の全てでそのひとを感じる。
なにもできない無力さを全身で受けとめている。
私は聴く
問いかけた魂の叫び
最後のひと滴までここにいます。
ひとりで抱えこまないで
こころdeらぼ
春分の日 私はこの4月から京都で始まります講座のレジュメを作成しています。
すると・・。
この1か月に再読も含めて読みたい本が決まるという
こころ歓ぶそんな今年のお彼岸です。
そのなかの1冊
『悲嘆カウンセリング』 J・W・ウォーデン 誠信書房
そのひとのいない世界に慣れ親しんで生きるということについて
今日あらためて感じ入ってみました。
寄り添いのまなざしを机上の空論化とならないように
言語化し伝えることそして共に感じ合える場を願い想いながら
我が家の本棚はそんな私の作業を支え応援してくれているように思えます。
新しい出会いへ感謝の思いとともに
貴方はどんな春分の日を過ごされましたか。
こころdeらぼ
もう一人の自分が話しかけていた。
「あの日より寒さが柔らかいね」
年末の町の喧騒辺りから毎年のように
思い起こされる記憶のにおい
幾重にも紡がれた時間の記憶
五感を通じて蘇る風景
あの頃はひとり謝っていた
どうにもできないいのちの流れに
ごめんねと。
今年のいのちの日の辺り
あの日から紡がれた糸は
ふと気づくと私の手元で
一枚の布となり
私のこれからの指針となって
温かく包み込んでくれています。
まだ少し紡ぐ作業を続けてゆきます。
空からみててね。
ウォーデン(Worden,1991) 悲嘆の必須課題と関連づけて
グリーフカウンセリングの目標設定について
喪失について現実感を強めること
カウンセリングを受ける人が言葉になった感情と言葉にならない感情の
両方と向き合える援助をすること
喪失後の様々な障害を乗り越えて再び適応できるように援助すること
そしてサヨウナラを適切に言えて
生活にエネルギーを投資する心地よさを感じられるよう力づけること
遺されたひとの情緒的な生活の中に亡くなられたひとのための
適切な場所を見つける作業の手伝い
その場所とは世の中で遺された人がしっかりと生きてゆけるような場所である。
人生のリ・メンバリング
死にゆく人と遺される人との会話 金剛出版
語りのちからを思う。
今日このタイミングで再構築となった。
一緒に解決する方法を探します。
一般社団法人 社会的包摂サポートセンター
電話相談事業です。
こちらにお電話をされて死別後の悲嘆に悩み、苦しんでおられる方から
直接こころdeらぼへ問い合わせのお電話をいただくことがあります。
お電話ではこころdeらぼのご提供できることをお伝えします。
ただ電話でのカウンセリングはしていないので
対応に限界を感じながら
その方に今必要なことはなんなのか
いただいたお電話の声やお話から
お伝えしています。
こころdeらぼ
・個人カウンセリング
・カップルカウンセリング
・メールカウンセリング
まずはメールをいただけますでしょうか
ひとりで抱えこまないで
こんにちは こころdeらぼ 樋口愛峰です。
上智大学グリーフケア研究所・龍谷大学人間・科学・宗教オープン・リサーチセンター主催 2018年度秋期公開講座のお知らせが届きました。
私にとって「悲嘆」への理解をより広くより深く学ぶ過程は
グリーフケアへと繋がります。
私自身をより明確にしてくれるプロセスといっても過言ではありません。
今回 このブログを通じて知っていただきたいことは
自分と向き合うことのたいせつさです。
それはまず今の自分を知ることから始まります。
でもね。
私自身がそうであったように
身動きとれないほどの苦しみに囚われてしまうことがあるのです。
死別や離別の苦悩は個々それぞれに形をかえて現れます。
これらに付随する悲嘆感情は病気ではありません。
開催場所の上智大学グリーフケア研究所サテライトキャンパスは
とても静かなときが流れるように感じます。
足を運んでみませんか。
こころdeらぼ 樋口愛峰
心地よい風の吹く梅雨の晴れ間。今日ひとつのカウンセリングが終結を迎えました。
今日はどのような面接になるのだろうか。
なにが起きるのだろうか。
クライアントは2年に及ぶこころの作業の終結へ
どのように向き合われるのだろうか。
期待と不安をクライアントとカウンセラーは持ちながら
面接がはじまってゆく。
思えば今日も晴れですね。
季節の移ろいとともにルームへ足を運ぶのも今日が最期ですね。
今日へ向けてクライアントは一冊のアルバムを作成して来られました。
1頁1頁こころの写真をめくりながら
これまでを丁寧にふり返るとともに
新たな思いをしっかりと胸に抱く
貴重な時間が生まれました。
2年に及ぶこころの作業へ向けて
そしてこれからの豊かな歩みへ
こころの花束を贈らせてください。
この出会いに感謝の思いを込めて
いつかまたどこかでお会いするその日まで
どうぞお元気でお過ごしください。
こころdeらぼ ひぐち愛峰
※写真及び記事においてはクライアントの許可を得て掲載しています。
少しずつ少しずつ
緩めてみたり
蓋の存在に気づいてみたり
透明の箱にちょっと移し替えてみたり
ここだけの話
自分に優しくていねいにね
手探りしながら
手探りしながら
写真との出会いから拡げられる出会いと気づき
そしてまたひとつ
新しい扉が開かれるとき
全てはクライアントのなかにある宝物
カウンセラーは見守りの伴走者
※写真はクライアントの許可を得て掲載しています。
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
こころdeらぼカウンセリングへの問い合わせ・ご質問は
ホームページの上部 相談・問い合わせ をクリックしてください。
お問い合わせフォームの画面になります。
随時受け付けております。
お問い合わせやご相談に関しましては返信に少し時間がかかる場合があります。
ご理解のほどよろしくお願い致します。
ひとりで抱えこまないで
こころdeらぼ
今回とても大切なことが実感できました。
私の仕事にとりましても重要なことです。
現在在籍している上智大学グリーフケア研究所
秋期講義 「スピリッチュアルケアと芸術」
日本画家 松生歩 陶芸家 近藤高弘 作曲家 藤枝守 美学者 秋丸知貴 第一線で活躍されていますアーティストそして哲学者 鎌田東二による
芸術の具体的取組みや創作やその理論的背景を教えていただきながら
芸術とスピリチュアルケアの関係を実践的、具体的に学ぶ2限×8回の受講を終えました。
レポート課題は授業を踏まえて、「スピリッチュアルケアと芸術」について具体的な事例や思想を取り上げながら自由に論じなさい。3000字以上。
昨日レポートを書き終えました。5000字を超えてしまいました。
書き終えて一番最後に「生きるちからとの出会い」とタイトルが現れました。
思えば「生きるちから」とはどのようなものなのか理解が深まる半年でした。
そして
「生きるちから」なくして臨床傾聴は機能しないと確信いたしました。
※写真はクライアントの了解を得て掲載しています。
グリーフケアカウンセリングへの
お問い合わせ・ご質問はメールにて受付しています。
higuchi@cocorodelabo.com こころdeらぼ 樋口愛峰まで
パートナーの旅立ちからこの世での時間経過で思うと
1年半が経ちましたね。
カウンセリングは週1回の面接から始まりました。
四十九日の法要を終えられパートナーの死を現実のものなのだと
受け入れられたように思うと話されました。
しかし朝の辛さと仕事の帰りや家へ帰ってから
急に落ち込んでしまう時があるんです。ともお話されました。
クライアントは寝る前に塗り絵をされていた。
塗っていると落ち着いてね、眠る前に毎晩続けるようになりました。
「妻の好きな桜のページから始めています。」と話されたのが印象に残ります。
ここからクライアント自身の旅も始まってゆくように感じました。
ご自身のペースをとてもたいせつにそして丁寧に向き合いながら
次回面接への課題とともに日常を暮らしてゆかれます。
そして出会った写真という世界とかけがえのない人々
現在は月に1回の面接に来談されます。
ひと月のあいだに出会ったご自身の感性に触れる自然の恵みとご一緒に。
次回面接日の調整をしていますと
クライアントがおっしゃいました。
「来年の春まで続けようと思います。三回忌になるんですよ。」
写真と共に時を重ねながら一歩一歩
歩んで来られたクライアントへ
※写真の掲載はクライアントの了解を得て載せています。
グリーフケアカウンセリングへのお問い合わせは
ホームページトップ・ご相談・問い合わせフォームをご用意しています。
こちらからお願いいたします。
ひとりで抱えこまないで
こころdeらぼ
こんにちは こころdeらぼ ひぐち愛峰です。
夏から秋へと季節は移ろいをみせてくれています。
ところで現代人の我々は移ろえているのでしょうか?
休むこと こころ整えること 自分の状態を知ること
これらのことを日頃から意識にあげ丁寧に暮らす。
植物を育てるなかで自分と向き合えるじかん。
あなたは暮らしの中でどのようにご自身を観察していますか。
バランスを崩してしまって
すこし迷路に入り込んでしまったとき
カウンセリングは有効です。
詳しくはブログカテゴリー
グリーフケア 個人カウンセリング・セラピーのことをお読みください。
こころdeらぼ カウンセリングのお問い合わせはホームページトップ右上の
ご相談・問い合わせ クリックしてください。
またはhiguchi@cocorodelabo.comこちら樋口まで
とうがらしの赤に惹かれました。
さてと 整ったところで次の場所へと参ります。
ひとりで抱えこまないで
こんにちは こころdeらぼ ひぐち愛峰です。
一眼レフを手に、新しい世界の扉をゆっくりと開かれた。
当時の記録へと遡ってみた。
印象に残る数々の言葉からいのちを思います。
毎日の暮らしからひとつそしてまたひとつ紡いでゆくことのたいせつさを教わりました。
なにものでもない自分を自分で生きてゆく。
そのちからとしなりの強さを思いました。
私は当時読んでいた本の一節を思い返しています。
~生きるのに目的はいらないけれど
人生には目的がいると思います。
自分にとって 明確な目的が 奇跡の回復を起こします。~ 武道家 日野晃
今は亡きご自身のお母様が末期癌と診断を受けあと十日と余命宣告されてからの半年そして一年を迎えられた生活から人間のすばらしさとひとはひとひとりに「生命」を伝えてゆく。それが生命の引継ぎです。「生」への意志と感謝の思いが命を輝かせるとご自身の体験から記された章へとつづくものでした。
グリーフケアカウンセリングにはいつのときもいのちがちかくにあるように思います。
そしていまこの瞬間も
いのちを思いながら
これまでの道のりはほかでもない貴方の人生
そしてこれからの道のりはかけがえのない貴方の人生
を思います。
自然の移ろいを感じる歓び。
私もこの肉体でしっかり感じ生きてゆこうと思います。
ひとりで抱えこまないで
まずはメールをください。
※お写真はクライアントの了解を得て掲載させていただいています。
こころdeらぼ
浅原聡子さんがお話をされます。
あなたに届きますように。
私も是非この機会にと思っていました。
御本にサインをしてもらうお約束もありましたし。
喪失とともに生きる ポラーノ出版
私はこころdeらぼのお仕事が入りましたので今回の講演会は寄せてもらえません。
今 お話を聴いてみたいと思われるあなたへ
どうぞ届きますように
こころdeらぼ 樋口愛峰
先週末から一週間が経ちました。
この日みた朝焼けはほんとうに美しく
今から向かう先への足取りを軽くしてくれました。
「いってらっしゃい。」そう言ってくれている。これでいいんだよ。とさえ思えた。
今年は1月に他界しました母の初盆も迎えます。
家族としての立場や役割からそして故人との対話から
今の自分を振り返る機会があります。
そしてそんな自分を眺める私がいます。
他界かぁ。他界という言葉を以前は何となく使っていたように思います。
何となくとは亡くなった人を軽んじているのではなく
亡くなったひとはどこへゆくのか?
亡くなったひとと繋がる生き方とは?
そして自分が死を迎えた時は・・。
肉体の臨終が人格をもつひとのすべての終わりという考えもある中
死後には世界があるんですよ。という教えや考えかたに基づいて
他界とされるのかな。
すくなくとも
私の心情としてはあの世や他界はあるほうがなんだかおさまります。
そして私の日常を支えてくれている大きな存在は月や木や草花そして水の流れといった
自然界なんだなぁと思えます。
あの日の朝焼けから感じ取ったもの。たいせつにして。
さぁ今日からカウンセリング始めたいと思います。
こころdeらぼ
・心理カウンセリング
職場や家族間、学校など人間関係での悩みや日常の困りごとに対しての問題解決
・グリーフケアカウンセリング
喪失体験におけるこころや身体の反応をたいせつにしながら心理療法(傾聴・アートセラピー)を用いてのサポート
まずはHP右上部のお問い合わせ・ご相談のほうから
メールをください。
こちらから返信させていただいています。
ひとりで抱え込まないで
こころdeらぼ
私は‘たなばたさん‘って呼んでいます。
こんにちは こころdeらぼ心理カウンセラー ひぐち愛峰です。
はやいものです。来月に東京で開催されます日本芸術療法学会研修セミナーに向けて準備を始めています。
今回の研修は精神科病院、小児病棟、発達障害、高齢者、ターミナル期、リワーク等それぞれの領域に関連した芸術療法が学べ、また学会研究発表へ向けての道筋をご教示していただけるプログラムです。今後の社会活動も視野にいれ、しっかり研修してこようと思っています。
ではこころdeらぼアートセラピーのお話をすこしさせてください。
こころdeらぼ グリーフケアサポートでは「二重過程モデル」:シュトレーベ&シュットの理論をたいせつにしています。
死別体験に集中し、悲しみのただなかにある亡くなった人を悼む時間と一方で例えば増えた家事や育児に追われたり、気をそらしたりすることや泣かないでいられる時間との間を揺らぎながら適応を目指してゆく。どちらかに偏ったりどちらか一方だけでもない揺らぎのなかで。亡くなったひとを忘れている時間があってもいいんだなぁ。という理論です。
クライアントのセルフケアの傾向を一緒に探求しながら
これからの人生に向けてアイデンティティの発展を目指します。
人生はサバイバルでありすべてのひとはサバイバーでもあります。
生きてゆくうえでいろいろな出来事に遭遇し行く先に戸惑い
立ち止まりまたひとは歩き出すのではないでしょうか。
これらの過程のなかで「二重過程モデル」でもお伝えしました、
活動しながら自分を抱えてゆく感覚を持っていただく、自分を保持し創造してゆくのに
必要なタイミングにてアートセラピーをご提案しています。
アートセラピー・芸術療法は絵画や音楽、文学、演劇、詩歌、ダンス、心理劇、コラージュ、造形、箱庭など表現活動の意味や役割を生かした心理療法です。芸術を通して心のケアをします。
※お写真はクライアントの了解を得て掲載させていただいています。
カメラと一緒に出掛けます。
ときにひとりで
ときにたくさんのことを教えてくれる友人と。
出掛けた先で出会うひと もの こと
ときに優しく
ときに激しく
自分の生をひとつひとつ確認するように
レンズをのぞく。
そして 瞬間を
そういまを感じる。
いままでもこれからも
あなたのたいせつな歩みです。
※写真はクライアントの了解を得て掲載させていただいています。
グリーフケアカウンセリングのお申込み・お問い合わせは
ホームページトップの上部 ご相談・お問い合わせをクリックしてください。
まずはメールをお待ちしています。
ひとりで抱えこまないで。
さみしくてつらい気持ちを抱え込まないで
こころdeらぼ
こころdeらぼも今年一年、カウンセラー・セラピストそして
講師としてしっかり研磨してゆきたいと思います。
そこでこころdeらぼ樋口も受講いたします
講座のご紹介です。
学び多い講座だと思うので今からとても楽しみにしています。
【お知らせ】子どもや若者のグリーフケア・プログラムを学ぶ3回連続講座
この度『マイ大阪ガス Social Design+ 助成企画』として、
子どもや若者のグリーフケア・プログラムを学ぶ3回連続講座を
大阪市内で開催する運びととなりました。
開催に先立ちまして、プログラムの概要をご案内いたします。
講座の雰囲気 参考までに(リヴオン ファシリテーター養成講座 より)
「子どもや若者のグリーフケア・プログラムを学ぶ連続講座」
親や兄弟、姉妹、身近な人を亡くした子どもや若者を関わり合うために必要な知識と
あり方、プログラムのファシリテーションを学べる3回連続講座です。
◆ 日程
第一講 4月23日(日)グリーフケアと遺児支援の基礎を学ぶ
第二講 5月21日(日)自分も他者も大切にできる力を学ぶ
第三講 6月11日(日)「つどいば」の場づくりを学ぶ
◆ 時間 11時~17時
◆ 場所 大阪市内(現在調整中)
◆ 対象 遺児のグリーフケアに関心のある人ならどなたでも
身近な人を亡くした経験のある人、先生、僧侶、医療従事者、葬祭業従事者、
子ども・若者に関わるNPO団体関係者など
◆ 受講料 10,000円(全回分)
学生 3,000円(原則、受講後「つどいば」のボランティア参加などが可能な方)
※経済的にしんどい方はご相談ください
◆ プログラム
第一講 グリーフケアと遺児支援の基礎を学ぶ
グリーフケアの基礎
死別を経験した子ども・若者について
第二講 自分も他者も大切にできる力を学ぶ
なぜセルフケアが大事なのか
自分自身の喪失をふりかえる
第三講 「つどいば」(★)の場づくりを学ぶ
つどいばの模擬体験
プログラムのファシリテーション
★リヴオンでは、毎月京都で「大切な人を亡くした若者のつどいば」という
10代から30歳くらいまでの 死別を経験した若者たちがつどえる場を開催しています。
そこでは自分たちの喪失体験をわかちあう「自分を語る時間」と、
それぞれに今、抱えている課題を共有し、次への一歩を探る
「当事者ミーティング」というプログラムを行っています。
◆ 講師・ファシリテーター
〇第一講特別講師 宮原 俊也(臨床心理士)
2012年~2015年の間、ふくしま心のケアセンターに勤務し、
東日本大震災の被災者及び支援者 の相談支援活動を行う。
リヴオンと共に2012年に「いのちの学校in石巻」を主宰。
2015年4月より帝塚山大学こころのケアセンター相談員、
香芝市保健センター心の健康相談室 相談員。
〇ファシリテーター 水口 陽子 一般社団法人リヴオン 理事
2012年に夫を交通事故により亡くす。小学5年生と中学3年生になる2児の母。
2013年にリヴオンと出会い「ファシリテ―ター養成講座第一期」を修了。
現在リヴオンのいのちの学校、ファシリテーター養成講座、
僧侶のためのグリーフケア連続講座、外部研修にて講師を務めている。
〇ファシリテーター 尾角 光美 一般社団法人リヴオン 代表
2003年、19歳で母を自殺により亡くす。2009年リヴオンを設立。
母の日プロジェクト、遺児支援などの活動をはじめる。
宗派を超えて僧侶らと協働し「グリーフケアが当たり前にある社会の実現」
を目指して活動している。『なくしたものとつながる生き方』(サンマーク出版)
●主催 一般社団法人リヴオン
●お申込締切 4月15日(金) まで
全て
今
立ち止まる
母の納骨に向き合うなかで
私の仕事はカウンセリングを提供すること
もし私がカウンセリングを受けたいと思うとき
選ぶ人
スーパービジョンもね。
私が選びたいと思う人に私はなりたい。
なにゆーてはんねん。って声がした。
わたしは自分の延長線上にあるカウンセラーになるっていうのが信念です。
常識では解決できないこと
それが本質
だって常識なんてどうでもいいから
たった一度の人生
自分の道を歩みたい
そう。いろんな道があります。
母の納骨へ
京都大谷本廟に出向きました。
いま
じぶんの骨はどこに納骨しようかと
ちゃんと考え始めています。
納骨ってなんよ?法律はどうよ?気持ち良いのはどうよ?
誰がそれを遂行してくれるんよ?
だいじなことと同時に日本社会を見ます。
私は思います。
この世で一番?とは言いきれないけれど
人の一生から学ぶこと
ひととしてそのひとの一生をみる
母の一生
自分なりに
まだまだ続きます。
希望とともに
~生きているあいだにしておくことがはっきりとわかった~
『永い言い訳』著 西川美和 文春文庫
自分の迷いの基が浮き彫りにされそして日常はなにひとつドラマティックではなく、わからなかった関わりを手探りでゆっくりとときに荒立つ気持ちと共にいま身近にいる他者から気づかされてゆく。
~~~~~~~~~
いつかはみな死にます。
わかってはいるけれど
目の前でひとは旅立ったけれど
ほんとうのところ わかっているのか
わかろうとしているのか
ずっと問いかけてきた。
目の前からひとは旅立った。
けれど
終わらなかった。
そして続く道
どうせなら楽しくおもいっきり生きようじゃないか
なんて勢いはでないものです。
でもすこし見えたものがある。
じぶんのこと
じぶんの置いてきた世界 選ばなかった世界
いままで知らなかった、ひととのかかわり方
新しい新品という表現とは少し違って
じぶんが豊潤されてゆく過程をじぶんがみている
~~~~~~~~~~~~
読み終えた作品からわたしが感じ取ったことです。
いま 身近にいる他者とかかわれるありがたいことに感謝して
真摯にこれからも向き合っていきたいと思いました。
もしこの世に生まれてきた意味というものがあるとしたら
私は いま このことに気づいてそしてたいせつに伝えて生き続けることなのかもしれません。
そんなことを想わせてくれた作品でした。
ありがとうございました。
そこで「グリーフケアってなんですか」と質問されたのです。
たしか着席してすぐの質問だったと思います。
ここぞとばかりに話そうと思いましたがここは面接中です。
「大切なひとをなくされたときに起こるそのひとそれぞれの深い悲しみ、こころの反応
を十分に表して、苦しみや環境の変化・状況の変化をゆっくりと受け入れながら悲しみからひとが成長してゆく過程のことだと思います。」
こんな風にさらさらと答えられなかったと思いますがなんとかお伝えしました。
~~~~~~
今回の写真たち
観ている対象を絞り込んでの撮影です。
何十枚もの写真たち
その一瞬一瞬に込められる思い。
写真を撮影する場所を決め出かける。
本来持っていた、ちからがすこしずつ動き出す。
自然たちと仲良しになってゆく。
四季の移ろいにこころをまかせてみる。
存在するのは今までの自分であるけれど
縦糸と横糸がより一層綿密に織りなされる一枚の布のように
布は色鮮やかに紡がれてゆくように感じます。
その布はときにあなたのこころをやさしく包んでくれるのです。
アートセラピーはとても優しくたいせつなあなたのこころに寄り添ってくれます。
*写真はクライアントの了解をもって掲載させていただいています。
ひとりで抱え込まないで
こころdeらぼグリーフケアカウンセリングのお問い合わせは
higuchi@cocorodelabo.comこちらからどうぞ